チャット君「猫の額な日々」 2020年.1月~12月 | ||||||||
店長の独り言 | ||||||||
2009年10月1日より猫の額のお店猫となりました 片目の茶トラ猫「チャット」の日記です。 交通事故で大怪我をしたチャットを捕獲(2009.6/26)してから お店猫になるまで(2009.9/末)の経過はこちらの「チャット情報」をご覧下さい。 2012年6月お店の移転とともに高円寺北に引越ししました。 2015年10月下半身麻痺となり24時間介護が必要となりました。 2019年4月21日チャットは多機能不全のため息を引き取りました。 |
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チャット君のもみもみ動画はこちら | ||||||||
イラスト すがのゆう |
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■ チャット20回目の月命日 ■ 2020、12、22 | ||
20ヶ月経ってしまいました。 まだ実感がわいていません。いまだに写真に話しかけています。 来年は3回忌になります。 年を重ねるということは悲しみを重ねることかも知れません。 楽しかったことだけを思い出したいのですが、どうもそうはいきません。 チャットに辛い思いをさせてしまった事を寝る前に急に思い出したりします。 するともう寝ることは出来ません。 別れの数だけ涙の数だけ強くなれれば良いのですが、これもだめです。 弱くなり小さくなっていく自分が見えます。 それが本当の自分の姿なのでしょう。 そんな自分を素直に認めて謙虚に生きていくのが大切なのかも知れません。 |
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私を見る真っ直ぐな目 | ねこじゃらしを見る真っ直ぐな目 | ごはんをねだる真っ直ぐな胃袋 |
■ 月命日は瑠南の四十九日と重なりました ■ 2020、11、21 | ||
チャットの月命日は唐揚げの日です。 じつは三平ストアの唐揚げはチャットのために冷凍してあります。 これは三平ストアが無くなる前にKさんが買ってきてくれたものです。 来月の分まではありますが、来年からは別の唐揚げで我慢してね。チャット! ~お知らせ~ 下記の3匹のポストカードを「猫にラブソングを」の期間中(12月4日~16日)に 期間限定で販売いたします。(「草原セッション」¥165) わかりにくいですがフライングV乗って飛んでるのは瑠南です。 |
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ポストカード 「草原セッション」 | 同じ場所、同じ座布団。 大きさがおわかり出来ると思います。 |
■ チャット18回目の月命日 ■ 2020、10、21 | ||
瑠南のことで精いっぱいでしたが、チャットの事も忘れてはいません。 身体が無くなってから1年半経ちました。でもいつでも一緒にいる気がします。 チャットは瑠南を守ってくれていました。 瑠南はチャットが見えていて甘えているようでした。 今は仲良く並んでいます。 出勤も一緒ですが、毎日悲しく思うのは瑠南は骨壷になっても重さが同じということです。 また猫のいない生活が始まりました。 拍子抜けした毎日です。 |
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毛布のような毛ざわりで | めちゃめちゃ甘えっ子で | カッコいい猫でした |
■ チャットの聖地消滅 ■ 2020、9、7 | ||
チャットが猫の額に来る以前にお世話になっていた新高円寺の「三平ストア」が9月15日を持って閉店いたします。 もうチャットの好物だった唐揚げも買う事が出来なくなります。 チャットは野良時代ここのお総菜を作っていたかたにごはんを貰っていました。(お惣菜の残り) 旧店舗からはその様子がよく見えていました。 事故をきっかけにうちの猫になったのですが、貰っていたお惣菜の味を生涯忘れる事はありませんでした。 特に唐揚げは捕獲する時に使ったぐらい好きでした。 うちの猫になってからは人の食べ物はあげることはあまり無くなりましたが、 クリスマスとかお誕生日とかには少しだけあげていました。 それは今もかわりませんが、もう三平ストアの唐揚げをあげる事は出来ません。 これからは他の唐揚げで我慢してね、チャット! |
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あの三平ストアが? | あの唐揚げが・・・、残念です。 | 時の流れには逆らえません。 |
■ チャットの誕生日 ■ 2020、8、10 | ||
今日はチャットのお誕生日。 本当の誕生日は定かではありませんが、この日を誕生日としてチャットにあげました。 生きていれば16歳。まだまだ先は長いと勝手に思って油断してしまいました。 いまだに一緒に通勤しています。(瑠南もいっしょ) チャットにはやはり向日葵が似合います。 そして定番のから揚げ。 今年は瑠南も一緒にお祝いしてくれます。 今夜はみんなでチャットに感謝をします。 |
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チャットは向日葵 | 唐揚げはチャットの好物 | 頂いてしまいました。 (瑠南&チャット) |
■ チャットとジャッコからの応援 ■ 2020、8、4 | ||
チャットもジャッコ姉さんも応援してるよ! 頑張れ、瑠南!! |
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頑張れ、瑠南! | 頑張って、瑠南。 |
■ 2度目のお盆 ■ 2020、7、6 | ||
チャットのお盆の精霊棚が完成しました。 東京のお盆は7月13日~15日ですが、お盆飾りは7月7日から飾り始め13日に完成と言う感じです。 今年はチャットが子分の黒猫を連れて来たので、生ものは飾っていません。 病気の猫は小蝿に狙われやすいので避けました。 いろいろ作ろうと思っていましたが急にいろんな事が起きましたので、 今年は消しゴムでミニチュアお盆飾りを作りました。 精霊馬も消しゴムで作ってみました。 行燈は上から見ると猫の顔の形になっています。 そんな訳で七夕飾りとお盆飾りは似ています。 長い時間をかけていろいろ混ざったようですね。 今年もチャットを偲びたいと思います。 瑠南の事は大丈夫、俺に任せろ! |
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精霊棚 | かかっているのは左から 素麺、根布、ホオズキ |
こちそう沢山 |
今年は電気が付きます。 | 昔頂いた寺田さんの作品と 消しゴム製精霊馬 |
黒いので何だか分らない (お供えのおはぎではありません) |
■ 端午の節句 ■ 2020、5、5 | |||||
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柏餅! | 鯉のぼり! | 唐揚げは欠かせません!! |
■ 命日 ■ 2020、4、21 | ||
チャットは航海に出てから1年が経ちました。 港に戻ることは無いと思いますが、いつかまた出逢える気がします。 こんな時でもチャットの事を気にかけてくれるかたがいることはとても嬉しく思います。 旅立った時間、22時22分にチャットに献杯と共に手を合わせます。 この日記をご覧になってるかたも、もしよろしければご一緒にお願いいたします。 命あるものは2度亡くなると言います。 一度目は肉体に終焉が来た時。 二度目は誰もからも忘れさられた時。 私が生きてる限りチャットに二度目の死はありません。 1年経てば悲しみも少しは癒えるかと思いましたが、まだもう少し時間がかかりそうです。 楽しかったことだけを思い出したいのですが、チャットに辛い思いをさせた事ばかり 思い出してしまいます。 辛さも痛さも不自由さにも負けず最後まで威風堂々と生きたチャット。 尊敬と感謝の気持ちを込めてチャットに 「ありがとう!」 |
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今日のお店のチャット | じつは超甘えっ子でした |
■ 桜 ■ 2020、3、27 | ||
家の近くに桜の見事な公園がある。 もう30年ぐらい毎年ここの夜桜を見ている。 いつもはチャットはお留守番だったが今年は一緒に見ていると思う。 いつでも肩にチャットの気配を感じてるから。 昨夜は風もなく静かで不思議な夜だった。 チャットもジャッコもアイシャもミーコもクロもみんな桜の下に集まったような気がした。 時間を超えて集まった楽しいお花見。 他にもたくさん気配を感じた。 そういえば昔この公園には猫がたくさんいた。 公園の隅で1匹最後を見送ったこともある。 みんな集まってきたのかも知れない。 だれもいない夜の公園のお花見はなぜか少し賑やかに感じた。 |
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早くみんながお花見を楽しめるようになりますように。 | すべてが丸く収まりますように。 |
■ 快適なお家 ■ 2020、2、24 | ||
歩けなくなって来てから家に連れて帰るようになったので、 家で歩くチャットは見たことがありませんでした。 でもいつか家の中を歩き回れるようになることを信じて毎日リハビリをしていました。 チャットにとって家はリハビリハウスと思っていたかも知れません。 でも一緒に寝ることが出来るようになったのでとても満足そうでした。 嬉しそうなチャットを見て、チャットが歩けるようになってもこのまま通勤を続けるつもりでした。 チャットも同じ気持ちだったと思います。 私もチャットも最後まで諦めませんでしたが、今思うと最後の1分前に諦めてしまったようです。 チャットも諦めたのか最後に大きな声で「さよなら」を言ってくれました。 私も最後までチャットの名前を呼び続けました。 いまでもチャットは私と一緒に自転車通勤しています。 小さくなってしまいましたがリュックの中で快適そうです。 |
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快適! | 満足! | そして安心。。 |
■ 2020年最初の月命日 ■ 2020、1、21 | ||
2020年も明けて早や3週間過ぎました。 喪中ですので新年のご挨拶はひかえさせて頂きました。 今日はチャットの9回目の月命日です。 チャットと居た10年は病気やら介護やらいろいろありましたが、すべて全力でチャットと一緒に楽しみました。 病気や死は「不幸」とはまた別のものであることが良く分かりました。 下の写真の時期にはすでにいろんな病気を抱えていました。 でも毎日元気で楽しそうでした。 漢方薬も嫌がらず飲んでくれましたが、それもきっと遊びやスキンシップの一部と理解していたのだと思います。 まだ身体が動いていた時のチャットハウスは手作り3階建てでした。 1階はトイレと爪とぎ、2階は和室&食堂、3階は寝室、奥に上り下り出来る階段があり すべての階が開くようになっていてお掃除も楽々な作りとなっていました。 その後チャットは身体が不自由になり、チャットハウスも介護のため広いワンフロアにリフォームしました。 チャットは膝の上で寝室を見上げますが、そこにはもう3階はありません。 悲しそうな顔が今でも忘れられません。涙の出ないチャットの代わりに私が涙を流しました。 最近「人は思い出だけで生きて行ける」という言葉がよく頭に浮かびます。 |
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高いところ好きです | みんなを見下ろせます | 落ち着いてモミモミも出来ます |