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猫のために知っとこ |
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このページは「猫の額」でお客様から猫について聞かれることが多い質問を題材に書きました。
長年猫を飼っていても意外と知らないこともあると思います。
これを読んで頂いたかたの何かの役にたてば良いと思います。
(注) 私店長は獣医師免許もトリマーの資格もありません。
ここに書いてあることは長年猫を飼いながら調べたり直接猫から学んだことを書いてあります。
医学的根拠については不明ですので、かかりつけの獣医さんにご相談下さるようお願いいたします。 |
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■猫に食べさせてはいけないもの■ (これはほんの一部と思って下さい)
ネギ、玉ねぎ、にら、にんにく、なす、トマト、りんご、梅、イチジク、杏、葡萄(レーズンも)、
チョコレート、コーヒー、紅茶、ココア、豆類、アーモンド、こんにゃく、椎茸、竹の子、ほうれん草、
エビ、タコ、イカ、カニ、くらげ、海藻、生魚、アワビ(1枚貝)、サザエ(巻貝)、生卵、生の豚肉、
ミネラルウォーター(硬水)、香辛料
もちろんカップラーメンやスナック菓子、アルコールもあげてはいけません。
猫は台所で調理中足もとで何か落ちてこないか待ってます。
これらのものを調理する際は猫に食べられないように気をつけましょう。
もしも食べてしまった場合はすぐに吐き出させることが大切ですが、強制的に吐かせることは
医師でないとまず無理です。
上記のものは少量ならすぐに命に係わることはありませんが、大量に食べてしまった場合は
すぐに動物病院に連れていくことをお勧めします。
自分の猫が何を食べれば吐くか知っておくと便利です。
牛乳を飲むと吐く猫や猫草ですぐ吐く猫もいます。
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牛乳の飲ませると吐く猫 |
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■家の中は危険がいっぱい■
家庭内にある医薬品などにも危険なものがあります。
直接舐めなくても足の裏に付いたら舐めてしまいます。
除草剤、防虫剤、殺虫剤、洗剤、漂白剤、灯油、不凍液、ペンキ、シンナー
これらは猫にとっては非常に危険です。
人間用の薬でも猫にとっては1錠で致死量に至るものもあります。
鎮痛剤や風邪薬はしまっておくようにしましょう。
植物も危険なものがあります。
すずらんは人間にも危険ですがその他に
紫陽花、アサガオ、チューリップ、ポインセチア、ユリなども猫にとっては危険です。
誤飲だけではなく家庭内事故も気をつけて下さい。猫の事故で多いのは
・ベランダからの転落事故・
高層階に住んでいる方は注意が必要です。
・お風呂場での事故・
お湯のはってあるお風呂のふたの上で寝かすのは危険です。
突然の大きな音などでパニックになった場合、湯船に落ちる危険があります。
・台所でのやけど・
コンロの上にのったりしたら危険です。
猫の毛は燃えやすいので火が付いて走りまわったらだれも止められません。
特に揚げものをしている場合は猫を台所から締め出したほうが良いと思います。
誤飲や事故が起きた場合はすぐに病院に連れて行きましょう。
その時平気そうでも数日後に死亡する場合もあります。
昼間留守番をしている猫がいる場合は留守中ビニールやひも、カッターの刃や針
などは手の届かない場所に保管しましょう。
ひもが首に絡んで窒息や刃物で大怪我をする危険があります。
これらは小さいお子さんの扱いに似ていますが、猫は3歳児と思って下さい。
*あまり神経質になりすぎてもいけません。人間も猫もストレスが溜まってしまいます。
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■猫と病院■
愛猫のためにかかりつけの動物病院を持つことをお勧めします。
しかし一番近くにある動物病院が自分と相性が良いかどうかが問題です。
動物病院の患者は動物でも飼い主さんがお客様です。
人間同士の相性が合わなければ円滑な治療は難しいと思います。
人に良い病院と言われて行ったところが自分とは合わない、といったことはよく耳にします。
これは人間の病院も同じですが、結局は困っている人とそれを助ける人との信頼関係です
ので猫のための病院探しは自分の話を良く聞いてくれる病院探しになります。
こんなかたが動物病院のお医者さんに嫌われます。
・猫をキャリーなどに入れず抱いて連れて来る。
・診察中にに自分の猫知識または医学的知識を自慢する。
・診察時間を無視して病院に連れてくる。
・自分の飼い方が悪いのに、病院(治療)のせいにする。
・診察の順番に文句をつける。
・診察代をふみたおす。 (←結構あるそうです)
こんなお医者さん(または病院)が飼い主さんに嫌われます。
・動物病院の医者なのに「私、猫嫌いなんですよね」と平気で言う。
・具合の悪い猫を連れていったら診察もしないで「この子もうダメですよ」と無感情で言う。
さらに「どこの病院連れて行っても同じですよ」とまで言う(無表情で)。
・何を聞いても「わからない」と言う。
・料金表がどこにも見当たらない。
・レジが無く自分の財布からおつりを出す。
・診察代が足りなかったのであとで持ってくると言ったら免許証を置いてけと言う。
人間の病院でも医者のマナー、患者のマナーは問題となります。
お互い気持よく猫のために頑張れると良いですよね。
〜猫を病院に連れ行く際の注意点〜
病院が好きな猫はいません。
キャリーを見ただけで逃げる猫もいます。
キャリーは普段から猫の目につくところに置いておきましょう。
いつもふたを開けておいてお昼寝の寝床などに使うのも良いです。
怯えて固まる猫はまだ扱いやすいですが、暴れて凶暴になる猫は洗濯ネットに入れて
からキャリーに入れたほうが良いです。
あまり暴れたり鳴いたりする場合はキャリーに布をかぶせて中を真っ暗にすると
おとなしくなる場合もあります。
キャリーの中で暴れる猫の場合、ふたが開かないように紐やガムテープなどで
補強したほうが良いです。猫の力は結構すごいですから。
しかし病院でも凶暴になる猫は無理に病院に連れて行かないほうが良いかも知れません。
興奮しすぎて心臓麻痺を起す場合もあるそうです。
往診に来てもらうという手もあります。
病院から帰ってきたらいつもよりたくさん撫ぜて褒めてあげることも大切です。
ごほうびのおやつなんかもあげると「病院に行ったらおやつ」と覚えてくれるかも知れません。
仔猫の時から外に連れ歩くとキャリーや他の人に慣れるという話も聞きますが、
出先で怖い事があったりしたら逆効果になってしまいますので一概には言えません。
* 病院に行く際はビニール袋、ポケットティッシュは必ず持参しましょう。
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■猫と環境■
猫を室内飼いにするか、自由に出入りさすか、外飼いをするかは飼い主さんの考えかたは
もちろんその土地の習慣や風習、家族構成やお仕事などにもよります。
「必ずこうして飼うべき」という飼い方はないと思います。(各土地の条例としてはあると思いますが)
猫が人間の作った社会や家庭の中で生きて行くことは大変なことです。
猫は人間の作ったルールを押し付けられます。
その代わり十分な食料や安全な寝場所が与えられます。
しかし十分なごはんと暖かな寝床があっても、家族にひとりでも猫嫌いな人がいたり
乱暴な扱いをする人がいれば猫は家の中に居辛くなります。
きっと外のほうが快適でしょう。
外に出ると家の中より危ないことがたくさんあります。
猫が人に迷惑をかけてしまうこともあります。
都会では出来れば室内飼いが望ましいですが、山の中のお寺とかで飼われている猫は
この限りではありません。
たまたま住むところが無い、または人間の都合によって住むところを失った猫たちもいます。
環境の変化によるストレスに負けてしまう猫もいれば、なんなく環境に順応してしまう猫もいます。
これはそこの土地の人たちが昔からどのように猫と接してきたかにもよります。
猫には「幸」「不幸」という概念はありません。
どんな状況でも環境でも「生きる」ことに専念します。
この「生きる」ことの邪魔をしなければ良いのだと思います。
猫はどんな状況にあろうと人間よりも真剣に「生きる」ことをしています。
誰もが生きているものたちの「生きる」ことの邪魔をしないで欲しいと思います。
寝ることも食べることも真剣な猫
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■愛猫といつまでも一緒にいたい■
最初から残酷かも知れないことを書きますが、すべての生き物は生まれた瞬間から
「死ぬ」ことを約束されています。
猫の寿命は人間に比べたらとても短いです。
人間の7〜8倍のスピードで年を取ると言われています。
どんなに可愛い仔猫でもあっという間に年を越されてしまいます。
天寿を全う出来る猫もいれば、不慮の事故や病気で命を落とす猫もいます。
が、たとえ短い命だったとしてもその猫とわずかでも一緒にいられた幸せを
喜んで欲しいと思います。
たとえ猫が亡くなっても、命をかけて教えてくれたたくさんのことを今後に役立てて
欲しいとも思います。
・猫のために出来ること
1、事故・病気の脅威からなるべく遠ざける
これは出来る限りのことしか出来ません。
精神的にも経済的にも無理のないようにして下さい。
2、スキンシップを大切にする
猫を撫ぜることによって痛がるところや体の異常を早期に発見することが出来ます。
肉付きや毛の状態によっての栄養状態も確認できます。
またマッサージで健康促進に効果もあります。
*猫の呼吸に合わせるて撫ぜると猫は落ち着きます。
また、同じところをずっと撫ぜると嫌がります。
自分が撫ぜたい場所を撫ぜるのではなく、猫の体中いろいろな場所を撫ぜて
喜ぶ場所を探してあげて下さい。
3、遊んであげる
「遊ぶ」ことは猫の狩猟本能を発散させるための大切な行為です。
またこれによって視覚・聴覚・手足の異常なども発見出来ます。
*どんな遊びが好きかは猫によって違います。年齢によってもかわってきます。
また猫は遊んでいる途中急に遊ぶのを止めることがありますが、これは獲物に
見立てたおもちゃを油断させるという捕食獣の本能です。
ここで遊んであげるのを止めてしまうと猫もがっかりです。
4、バランスのとれた食事と清潔な環境
猫の食事は出来れば一種類のものをあげ続けるより、いろいろなメーカーの
いろいろな種類の食事をあげたほうが同じ種類の添加物等の摂取を防ぐこと
が出来ます。
トイレや寝床は常に清潔にしないと病気の原因となります。
近年人間やペットの寿命が長くなったのは特に清潔な環境が大きいと思います。
これは暮らす環境だけでなく体の中の環境もです。
体に良いもの・悪いもの、体に良い菌・悪い菌などが区別出来るようになった
ことは長寿に大きく関係していると思います。
ですからやたら清潔にし過ぎると良い菌まで排除してしまったり、菌に対する
抵抗力も無くなってしまいますので、神経質にならない程度に清潔な環境作り
をすることをお勧めします。
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■知らなくても良いけど知っておいても何だか良いかな知識■
・猫の学名
Felis silvestris catus (フェリス シルヴェストリス カトゥス)
和名 イエネコ
・分類
動物界-脊椎動物門-哺乳網-ネコ目-ネコ科-ネコ属-ヤマネコ種-イエネコ亜種
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